はい、お久しぶりです。
久々に文章書くので構成とか酷いです。ごめんなさいw
1週間ほど前に就職活動が終了し、無事第一志望だったサイバーエージェントからデータ分析要員として内定を頂くことが出来ました。
これでブログのテーマ通りデータサイエンティストを目指す第一歩が踏み出せたのかなと思います。
いや、まさか自分が日本で就職活動をするなんて思ってもいませんでした。
僕は元々計量経済学を使って研究することをしたくて大学院で海外に出て、そのままPhDも取って研究者になる気でいました。
正直PhDに行けるかどうかは五分五分だったのですが、結果勝負に敗れ夢を挫折することになりました。
他のPhDのプログラムに申し込むことも出来ましたし、推薦してもらえることろもあったのですが、NHHからの結果をもらった時に今の研究分野にこれ以上熱意を持てない自分を見つけてしまった事が結局研究者への道を挫折する決め手に成りました。
モチベーションは上がったり下がったりするものではなく、ただすり減ってゆくものだと自分では思っているのですが、まさに自分のモチベーションがノルウェーで思ったよりも早くすり減ってしまったことが敗因かと思います。
結果を貰ってから1週間ほどはもう本当にどん底でした。
死んだ目をしながらひたすらアニメを見て、これからの人生について考えてました。
正直自分の人生の選択に後悔したりしました。
結果をもらった時点では他のPhDの可能性もまだあったのですが、上で述べた通りそこで踏ん張れる状態ではありませんでした。
25(学部卒と比べれば4年、修士卒とは2年の差)で新卒就職活動を行うという不安や、
アカデミックに入ってゆく事を前提に生きてきた自分が果たしてアカデミックを出てやって行けるのか?という不安が毎日自分の頭を駆け巡り、
それはもう今思い返せば惨めな1週間でしたねw
まぁでも学生生活全てをそこに掛けてやってきたのでそのくらい狼狽えてもいいかw
1週間ほどした後にインターネットでPFIの「データサイエンティストの作り方」をslideshareで偶然見つけました。
1週間何をして良いか解らず、不安にならないためにとりあえず何かをし続ける状態だった僕は久しぶりに好奇心をそこに見つけ、不安を消すためではなく自分の好きなものを追うために時間を費やしていました。
様々なslideshareやustreamを通して日本のデータサイエンティストがどのような分析・業務を行なっているかを知り、そこで自分の次の道を見つけたと思いました。
ただ実際にはその道は存在しておらず、データサイエンティストの定義も誰がなれるのかもハッキリしていない状態であり、まさに道無き道を行き自分で道を切り開いてゆかねばならないという覚悟が要求されているように思えました。
結局この覚悟を決める理由になったものはそれまでの積み重ねだったかと思います。
データ分析が海外の企業でどのように使われているかはアメリカにいる時から積極的に情報収集をしていたために知っており、またそういった事をしたいと思って海外で計量経済学を使った研究を行なってきたわけですからデータでビジネスをするという事に違和感は全くありませんでした。
またプログラミングとデータベースも簡単ではあるもののwebアプリの開発経験程度はあったので問題ありませんでした。
ただひとつネックになっていたのはデータマイニングの知識でした。これに関しては全く知識がなく、勉強してどうにかなるものなのかもわかりませんでした。
ただ、データサイエンティストの方々のブログで稀に書かれている分析手法の解説の記事を読んでゆく度に難しそうだけど使ってみたいという気持ちが生まれ、自分で勉強を始めるほどに好奇心を持ちました。
結局最後は好奇心で不安を押し切り、データサイエンティストになるべく日本に帰って就職活動をすることを決意しました。
結局PhDの結果を貰ってから2週間程で日本帰国を決意し、その次の週には日本に帰って就職活動を開始していました。
余談ですが、研究を一緒にしていた教授に帰る前にかならずデータ分析とモデルのシミュレーションだけは終わらせてゆけとのアドバイスを頂き、分析をシミュレーションを掛けていたのですが、
それがあまりにも楽しくて、こんな日常が終わってしまうのかと思って一人泣いてましたw
日本に帰国した時点では”どの業界で?”という重要な質問にはまだ答えていませんでした。
実はこれを決めるのにある決定的な出来事があったのですが、この情報はかなりコアでひょっとしてひょっとするとお金取れるかもしれないと考えているのでブログ上で公開は控えさせて頂きます。
聞きたい人はビールの一杯でもおごって頂ければペラペラ喋りますw
ただ、1つ言えるのは、どんな手段を使ってでも本物のデータサイエンティスト(何が本物かは定義にもよりますがw)と会っておくべきです。
ちなみに僕は20人位の分析屋さんとお話させて頂きました。
是非この人と働きたいなと思う人から、馬鹿にしてるのかな?っていう人まで様々な方がいました。
恐らくどの程度の質の分析屋がいるか?というのは、その企業がどの程度分析に力を入れていこうと考えているか?という質問に対する答えとイコールだと思うので、必ず見ておかないといけない部分だと思います。
僕が第一志望を決めたのもこれが理由でした。
さて、帰ってからの就活は特に書くことがないです。
他の家庭と同じように親と言い争ったり、いじめられたりしましたw
兄にはアドバイスから何から何までお世話になりっぱなしでした。
ちゃんと書類を社会人に見てもらえるというのは大事なことだなと思います。
基本的にすべての企業をデータ分析という軸で受け、結果的に様々な企業からモテモテでした。
ただ、日本型大企業はほぼ全て書類で落ちました。恐らく年齢なのではないかなと思います。
意外と驚いた事は、多くの企業が三位一体型のデータサイエンティストを欲しがっているという事で、さらにあろうことか新卒である人間にそれを求めようとしている事です。
とある会社は社内プロジェクトの分析を全部やるポジションをわざわざ作るなんて話も・・・
君たちもうちょっと人を見る目を持ちなさいと正直思いましたw
データ分析目線での就職活動の話は恐らくまだ情報としては存在してないと思うので、もうちょっとまとめて記事にしたいですね。
さてさてw
まぁそんなこんなで
挫折→好奇心で復活→就活→内定→卒論提出(いまここ)
といった状況です。
今後はまず卒論を提出して卒業して、帰国後はデータ分析のバイトをしつつDBと統計とマイニングの勉強に励もうかと思います。
就職が決まり、道筋が見えてきたようでなによりです。
自分の好きなようにやるがいいです。
調子に乗っているときには大いに自慢し威張り、
駄目なときには反省し思う存分落ち込みましょう。
仕事では今後、クリエイティブな事案も様々こなしていくこととなるでしょう。
そんなの分かってるよという内容だとは思いますが、
一応、企画職だったオジサンからちょっとだけ説法させてください。
仕事という人生を思うように歩いていくためには、
自分の意見を公の提案やディスカッションに持ち込む前のネゴシエーションが最も大切です。
ネゴはすり合わせではなく、自分の意見に関わるすべての相手の利益にリンクさせ、
自分が妥協できない点を相手に納得して貰うためのものです。
つまり事業には、事業そのものの設計と関わる人々の攻略、2つの計画が必要なのです。
大事なのは人の攻略です。これを最初に疎かにしないようにしてください。
仕事が全く面白くなくなります。