交換留学のためのTOEFL その1

TOEFLは交換留学をしたい学生にとって最大の壁といっても過言ではないと思います。

ここでは立教大学の交換留学で要求されるTOEFL-ibtで71点を取る為のアドバイスを書いて行きます。

 

1.プランニングをしっかりする

もしあなたが天才でなくてその上英語が特に得意という訳ではない場合、このパートが結果の全てを決めるといっても過言ではありません。TOEFLで目標点を取るスケジュールをしっかり立てましょう。

まず71点という前提であるならば、そのスコアが何時までに必要かを把握してください。

例えば応募の締め切りが4月の14日だとしたなら、何月何日の日程のTOEFLで目標点を出す必要があるのでしょうか?僕の経験だと大体2〜3週間と言った所です。そうなると3/20日辺りのTOEFLに成ります。もし留学に対して本気なのであって可能であれば、この時点でその日程に予約を入れてください。日本でTOEFLを受ける場合、環境は天と地の差があります。背もたれなしのパイプ椅子にパーティション分けしてないというおぞましい環境で4時間座らせる所もあれば、普通の大教室の全ての座席にノートパソコンを置いて受けさせる場所もあります。ちなみに大教室で受けた際には先に試験を終えた他の人が席を発つために試験中に席を退かされたことまであります。

4時間も続く難易度の高いテストにおいて目標点を取る為に、集中力を保つことは言うまでもなく必須です。なので、出来ればテストセンターで、もしそれがダメなのであれば情報系の専門学校で受験してください。専門学校で外れだったと思ったことは今のところありません。間違ってもどこかの大学では受けないでください。

さて、予約を入れたとしましょう。次にやるべきことは何でしょうか?それは別の予約を入れることです。
TOEFLは一発で点が取れる程甘くはありません。私はあなたが私と同じように天才でもなく英語が得意でなかったと想定しています。だからもう一度言います。

必ず複数回受けましょう

学生であるなら3〜4週の間毎週受けてもいいと思います。
値段が気になるという気持ちも解ります。決して安いテストではありません。
でも、もし1回のみのTOEFLに望んで点が取れなかった場合、あなたは人生において「留学したかったけど出来なかった」というもっと大きなコストを支払わなくては成りません。
僕はこのミスを犯したことにより、留学へ行くのに1年間休学をしなくては成りませんでした。

 

さて、TOEFL複数回分の予約をしたとしましょう。次にすることは

己を知ること

です。

目標点は71点とわかっています。ただ、自分が今何点取れるのか?という事が解らなければ効率的に勉強を行うことは不可能です。自分の点を知る手段は2つあります。

  • とりあえずTOEFLを来週末受けてみる。

これはアリです。僕が留学斡旋会社とかを利用していた時にこの事について相談しようとしたら必死に止められましたが、もしあなたが留学に対して本気なのであれば非常に良い選択肢だと思います。なぜなら本番の様子を知る唯一の手段だからです。ただ一点だけ問題があります。
結果が帰ってくるのが遅いんです。今すぐ知りたいのに結果は2−3週間後っていうのはちょっといただけない点だと思います。

余談ですが、留学斡旋会社は基本的に留学へ行った人数が売上に直結します。よって、そこには留学を諦めてもらっては困るというインセンティブがあるわけです。なので基本的に厳しいことは言いません。最初にTOEFL受けて挫折してもらっては困るとも思っています。足りない情報量を埋めることが出来て、留学に向かって具体的に進めている気になれるという点はいいと思いますが、斡旋会社のしたい事とあなたがしたい事が必ずしも同じでないという点は考えるべきだと思います。

僕はもう完全にこっちを押しますね。

TOEFLを作っているETSが本番と同じスケールと質で練習用のテストを作っています。画面の中身とか全く一緒で非常に良い練習に成るかと思います。

さらに嬉しいことに値段が50$程度とTOEFL本番よりはるかに安い!採点もすぐその場でしてくれます。(ただ、ライティングとスピーキングは機械採点なので結構適当です。経験としてはPractice onlineの点から-5くらいが本番の点ですね。)
さらに、模範解答付きなのでちゃんと自分がどこを正解して間違えたか?なんて分析をすることが出来ます。(本番のTOEFLではこういうことは出来ません)

常に4つの模擬試験が購入可能で、定期的に試験が新しくなって行きます。
なので古いものからトライしてゆきましょう。

ちなみに金銭的に余裕が有るのであれば両方やってみたっていいと思います。

学生の場合、クレジットカードをご両親から借りられないとか色々あると思います。
えーそこはもう両親を説得するなりしてください。これから留学しようとするのであれば、クレジットカードは必須です。(セールスみたいになってるなw)
海外で生活するのにも必要になりますし、そもそもTOEFLの試験料の支払いにも必要です。
この問題をこの時点で解決しておけば後々楽になるかと思います。

 

さて、TOEFLの予約も終わり、模擬試験も受けました。そうしたら次は自分の結果を分析しましょう。
一番重要なのはリーディングの点数です。なぜならあなたの英語力の限界値はリーディングの能力だからです。
読めない文章は当然聞けるわけがないし、喋ることも書くこともできません。

もしリーディングより高い点数のセクションがあったら、それはまぐれだと思ったほうが無難だと思います。(繰り返しますが、あなたが天才でもなく(以下略

さて、何点足りなかったでしょうか?10点?20点?30点?
僕の最初の受験では確か点は49点だった気がします。ちょっと記憶に遠いいのですみませんw
ただリスニングが4点だったのを強烈に覚えています。点の内訳は以下のとおりだったかと。

R:12 L:4 S:18 W:15

まぐれの塊ですねw
スピーキングとライティングはテンプレートをひたすら使ってごまかしてたのを覚えています。
テンプレートに関しては賛否両論ですが、71を目指すだけなのであれば大いに使うべきだと思います。

話を戻しましょうw

何故点が取れなかったのか?と足りなかった点数をどのようにして埋めるかをよく考えてください。簡単に点が伸ばせそうなセクションって何でしょう?簡単に点が取れそうな問題ってなんでしょう?
そして見つけた部分に直結するような部分から勉強を始めましょう。
ただがむしゃらに勉強するよりもはるかに効率よくTOEFLの点が取れますし、結果的に英語力の上達も早いはずです。

 

次回は僕なりの分析とそこから導いた勉強方法を書いてゆこうと思います
つづく

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