「原因と結果」の経済学を読んだ

twitter上で結構話題になっていた「原因と結果」の経済学を読んだのでちょっといろいろ書きたい今日この頃です。

一言でいえば「良書でした。」という感じ。

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経済学に関連するとされている本は世の中に結構あって。

その中でまともに読める内容のものは多分1%くらいしかない。

この本はその1%に当たるものだったと思う。

変な大学の計量経済学の授業を受けるよりこの本を読んだほうが為になるんじゃないかなと思った。

本の主張はすごい簡単そうでかつ深い話で、「相関と因果は違うよ」という話。

それら二つの何が違うのかを、今までにないレベルで簡潔に述べているところにこの本の良さがあると思う。

この点は非常に重要で、因果推論をなんとなくやってきた修士レベルの人だと、予測モデルのみを扱ってきたような相手に納得してもらえるレベルで上記の点を説明するのは非常に難しい。というか難しかった。(否定するのは楽なのだけど。。。)

今後はこの本渡して勉強会でもすれば多分どうにかなる気がする。

気になったのは、この本は一体誰に向けて書かれているのものなんだろうか?という点。(余計なお世話だけど)

もし経済学に携わっている人が、ほかの分野の人にアイデアを広める道具として書いたという話であればものすごい設計力だなと思う。

個人的には是非今データサイエンティストとして働いている方々にこの本を読んでもらいたいなと思う。

 

 

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